ことガリ版をやるにあたって、案外最初にぶち当たる壁がこの原紙だろう。
謄写版原紙、ガリ版原紙、ロウ原紙とか言うね。
薄い雁皮紙にパラフィン蝋を引いたものだ。
私も今回いろいろ調べたが個人でリーズナブルな所は岐阜の昭和紙工でしょう。
未だに手漉きロウ加工でやっている。だが100枚からの注文で1枚100円だ。
つまり最低諭吉が飛ぶ。リーズナブルとは言え、俺には大金である。
あとは過去のデッドストックを出しているところもあるが1枚800円とかふざけた価格になってる所もある。売る気あるのかコレクター自慢なのか、暴利を貪るのか。
で、今日は休みだったのでボウズ覚悟で近所の文房具屋を片っ端から在庫電話確認。
一応既に確認したが基本大手文具屋にはまず無い。
昔からやってる文具屋の在庫に頼るしか無い。
オークションも出るが、状態は無視で最低基本1枚80円(かなり運が良ければ)〜100円Overだ。送料とかも入る場合があるので実質はコレ以上になる可能性が高い。
それにやはりコレに関しては古いものなのでロウの状態とか地味に心配だったりする。
さて、午前中を潰して電話確認をすると20件目くらいの文具屋で「あ〜・・ちょっと待ってて」と多分店頭にはない所に探しに行ったあと、「少しなら残ってるよ」と半ば諦めていたので「まじすかっ!」と受け応えてしまったw
取り敢えず店名は伏せておくが早速行ってきた。
そこにあったのは四国謄寫堂の四国原紙。
平成8年に㈱四国わがみに社名変更したが大正8年から続く老舗である。
残念ながら現在ではロウ原紙はやってないが、当時のストックがまだあるので1枚100円(マス目方眼のみ)で売ってくれる。
100円位かなぁ〜 それとも吹っかけられるかなぁ〜
と思って聞いてみると、
「定価50円だから何枚欲しい?」
!!! 感謝。
メーカーですらデッドストックを100円で売ってるのに、なんと良心的な。
商売人の鏡である。
状態も全然良い。
やっぱこういう繊細なものは新品以外は見ないと怖い。
イラストをやるには無地が良いんだけど、まぁコレでも問題ない。
それに無地を手に入れるには運良くデッドストックが見つからない限り昭和紙工さんの100枚からになる。
ここの文具屋には種類の違う方眼3種があったので各10枚づつ30枚ゲットで1500円。
あとはヤスリだな。
コレも種類が色々あるので吟味の日々だ。
そんなわけで一番の金銭的な壁を楽に乗り越えたのでR。
では本日OPEN。暇な水曜日もヨロシクゥ〜
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