2016年9月11日日曜日

大手札版カメラを4x5に改造しよか #7


とりあえずホルダー接地面に起毛布貼り完了。

チョイチョイ観てるよ、とと姉ちゃん

毎日ガッツリ観てはいないけど、タイミング合えば観てますね。とと姉ちゃん。
今回観た内容でフッと思ったことがあったので徒然と。

「あなたの暮らし」(実際には暮らしの手帖か)の売れ行きに対する世間の反応に、マスコミも言及する。
性能試験は本当に正しいのか、試験の結果に対してメーカー売れ行きの左右等、世間の影響力を認識してるのか。
マスコミの言い分はなるほど正当だ。
1950年台、高度成長期の話だからとにかく足りないものを作って売って売りまくれ、遅れを取るな。
そんな中大した性能試験もせずに世に出たものはゴマンとあるだろう。
そして「あなたの暮らし」のような媒体が出るのは必然。
しかしながらその評価に対する公正という面では言及されても仕方ないのだろう。

話は変わるが私の前の職場は品質保証部でして、自社他社製品の性能試験をやっていた。
当然社内基準というものはあるが、主にISO(国際標準化機構)が基準でそれを元に公正機関による認証も取る。
JQA(日本品質保証機構)というのが主なところだ。
以前は経済産業省管轄だったので、よく役所に試験データーを持って認証申請に行ったものだ。
現代においてはJQAの認可を取得すれば一定の品質が保たれることとなる。
使い勝手とかデザインとかは別の話だからそこは各社の努力だろうが。

ふと思って調べたのはこの点。
「暮らしの手帖」が1948年創刊、1951年で「暮しの手帖社」となる。
ISOは1947年設立で日本からは日本工業標準調査会(JISC)が加盟。
歴史は古いが現在のJIS(日本工業規格)は1949年制定。
JQAは1957年設立。

やはりこの時期、10年足らずでほぼ現在の規格が統一されたと言っても過言ではない。
それだけ急務だったのだろう。
それでもクレーム、リコール、事故等は無くなることはない。
そんな朝ドラから品質の追求という終わりない努力の一変を垣間見た気がした。

余談だが、飲食においては食べログ等が暮しの手帖的な指標になるのかもしれない。
しかしまぁ、あそこは標準化なんてものはなくただただ個人のさじ加減で成り立ってる土台の緩い媒体である。
自分も経験しているが理不尽な怪しい面があるし、文章一つで左右される(ところもあるが)という面では、今日のドラマを見てて共通するところはあるなぁと思った。
まぁ、今のマスコミは当時の文屋と違ってそう云うところ突っ込まないヘタレになっちまったからなぁ。

ま、そんなとと姉ちゃん、これからどうなっていくか楽しみですね。