2018年12月14日金曜日

ダンケ

世は忘年会シーズン。
脱サラ後10年間は忘年会の場を提供する側で、脳が半分仕事モードなのでそんなに酔うことは無かった。
愛知に帰ってきたが、仕事やサークル仲間が出来た訳でも無いのでお誘いとかもなく
(同級生絡みで今週末1件だけ)、今までとは打って変わってシンミリとした12月を過ごしております。

 前振りはその辺で、勝川に「ダンケ」という50年超えの飲み屋が有る。
東京では多分喫茶カテゴリーの名前だ。
子供の頃の記憶もあり、その頃は「いかがわしい場所」とインプットされているが、そんな俺も47になり大抵の店の扉は開けれる図々しさも身についたが、そもそも呑みたい以前に店の外観にグッとくるし、中がどうなっているのかこっちに来てから興味津々の日々を送ってた。

が、今時、地図以外情報が出てこない「パブ・スナック」の扉を開ける勇気は無かった(金銭面的に)。
奇しくもいつも行く同級生の店のママさんが行ったことあって、ボッタクリではないという天の掲示を受け、昨夜漸く入店に漕ぎ着けたのであった。 

若干暗めの照明、S字にカーブするカウンター。カラオケ。 壁にはボトルがズラリ。
と、文章にすると全く普通の店だが、内装の質感、雰囲気、従業員、客層。 昭和だ。これぞ。
年号もまた変わろうというのに。 

カウンターで一杯やりながら空気に浸っているとあとから来た年配の常連さんと話があう。 この店の位置づけと勝川の変遷を談笑しながら。
気に入られたのか、俺がショットで「知多」を飲んでいたからか分からんが、その常連さん、マイボトルを呑みなよと。
ノンエイジじゃなく、12年の「山崎」。
うまいなぁ。
多少酒の知識も有るので山崎の昨今の話が進む。 なんだかんだでロックで3杯頂いた。
注ぐのはママさんとかなので俺が勝手に注いだわけじゃないよ。
まぁ、多分俺の指で2.5フィンガーくらい入ってる。 

雰囲気に酔ったか、話に酔ったか、それとも俺が歌った島津ゆたかの「ホテル」がゆるい採点の96点に酔ったか。
そして0時で営業終了という健全さ。
脳内は冴えてるが完全千鳥足。まっすぐ歩けん。 超久しぶりにヨッパ。
でも7:30に起きて今に至る。
 そんな楽しい木曜日でした。