2020年3月20日金曜日

岐路の一つ

大なり小なり日々岐路はある。
帰ったら風呂か飯かも日々数多ある極小さい選択肢の一つではある。
その選択によってその先の人生がどう変わるかは解らないが。

3連休初日如何お過ごしでしょうか。
時折雨が降る7度台の岐阜県恵那市です。
3月一杯で今の地域おこし協力隊を辞める流れになったのですが、まぁ、判明したのが
1ヶ月半前でどう考えても時間が足りない。
4月からの仕事は取り敢えず硫黄島業務に取り次げたが、1ヶ月間だ。
それよりも今の借家は行政からの家賃補助も見越して5万/月の物件なので4月からは丸々支払わなければならない。これは中々きつい。
そして硫黄島に行くも家に居ない状態で家賃だけ吸われるのは何ともやりきれん。
なので引っ越しという行動が急務になり、どうせ引っ越すなら気に入ったエリアに行きたいところだが、そんな急に物件が湧いてくる訳もなく、然し乍ら地域の方々の好意もあり、家の離れを使って良いよとか有り難いお言葉を掛けて頂くこともあって本当に嬉しいのだが、友人を呼んだり、工作作業の音とか場所とか深夜の帰宅とか、色々想定できる懸案事項があるので飛びつくわけにも行かず、田舎に行くからには一人で気兼ねなく出来る環境が好ましい苦悶な訳で。

そんな中にも一本、細い道はある。
ただこの道は余り意識したくないというか、あまりにもスキルが高いというか、
単に自分の経験とスキルを超えている道なので考えたく無いだけなのだろうが、
というか、考えても中々答えが出せない道なのである。



気に入ったエリアにこういう物件がある。 

ロケーションは個人的にすごく好みで満足なのだが、何せ付帯建物がボロなのだ。
ここから見ると何かイイ感じに見えなくもないが、相当キテる。
まぁ個人的に理想の古民家とはちょっと違って小振りなサイズだが、普通の場所だったら見向きもしないが、今回はロケーションが大きい。
当たり前の事だが、良いロケーションというのは大抵皆欲しがるものだ。
そしてその場所に建つ古民家というのはまぁ大抵値段が上がる。
日々全国の空き家バンクの情報をスキャンしているが、個人的お気に入り物件のブックマークは数しれない。
十分な資金があれば気に入った物件に住むことは可能だろう。
しかし、可能だろうが、そこからがスタートになる。
いざ住んでみたら地域性が合わないとかはよく聞く話だ。

自分の経験的に言うと、やはり地域のイベントなりにコツコツ参加して顔を知ってもらい、且つ自分に合う地域かどうかを判断する期間があったほうが断然良いし、親しくなれば水面下の情報も得られる。勿論それなりに時間はかかるが。

そして今、その時間軸のスタンスを全く新規の土地でイチからまたやるというのは個人的に50歳からのサードフェーズに間に合わない。急いでいるわけではないが(家賃ムダ払の短期的には急いでいるが)全国の情報を見ていると切りが無いのである。あそこも良いココも良いと言ってるうちに終わってしまう。

 

話が脱線したが、この岐路の見えない道(廃屋修復)の先が見えない。
私の好きな言葉は「暗中模索」「五里霧中」「背水の陣」なのだが、それでもまだビジョンが見えてこない。過去最高の難題だ。
手先は器用な部類に入る人間だが、こういうリフォームやら大工系のスキルはほぼ無い。

 

調べながら教えてもらいながら作業するのは一向に構わないが、まず最低限の水回りが厳しいのだ。一番近い水道管まで140mもある。敷地まで繋げるとなると200万は超えるだろう。

 

沢の水も有るようだが、保証が有るわけではない。台所もない。風呂も浴槽は転がってるがボイラーが生きてるかも分からない。
最初の1枚目右側に写っているが、トイレも崩れかけの表小屋で汲み取りだ。
勿論補助金は有るにしても合併浄化槽の工事は必須。

 

要するに俺の資金を超えてるわけだ。ていうか、この株価下落で信託資金が半分近くになってて泣きっ面に蜂である。資金があったにしても、近くに仮物件を借りて住みながらコツコツ治すか、敷地にテントを張ってコツコツ治すか、はたまたトレーラーハウスを置いて・・・とか色々考えて居るのである。

 

まぁ、地元に戻るという岐路の道もあるのだが、最後の手段かなぁ。
クラファンという岐路の道もあるが、「今」の選択肢じゃないな。

 

多分間取りはこんな感じ。

なので最近久しぶりに悩んで知恵熱出て調子が良くないのである。
この感じ、オボカフェを開業するまでの期間に似てるが、多分それより重い。
皆さんのご意見お待ちしておりますw




何気にこの物件から徒歩2〜3分のところに立派な大木が有るのを知った。

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